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ぬばたまの黒髪はかはり 白(しら)けても、痛(いた)き恋(こひ)には、逢(あ)ふ時ありけり

写真: ぬばたまの黒髪はかはり 白(しら)けても、痛(いた)き恋(こひ)には、逢(あ)ふ時ありけり

写真: 万葉集:イロハカエデ(伊呂波楓)イロハモミジ(伊呂波紅葉)  カエデ科 写真: 万葉集:ぬばたま ヒオウギ(檜扇)アヤメ科

原文: 野干玉之 黒髪變 白髪手裳 痛戀庭 相時有来

よみ: ぬばたまの、黒髪(くろかみ)変(かは)り、白(しら)けても、痛(いた)き恋(こひ)には、逢(あ)ふ時ありけり

かな:ぬばたまの くろかみかはり しらけても いたきこひには あふときありけり

意味:黒髪が白くなって年老いても これほどまでに胸を痛める せつない想いに出逢うこともあるものかなあ

大伴旅人(おおとものたびと)が都に発った時に、沙弥満誓(さみのまんせい)が大伴旅人(おおとものたびと)に贈った歌です。

万葉集:4巻0573作者: 沙弥満誓(さみのまんせい)


原文: 居明而 君乎者将待 奴婆珠能 吾黒髪尓 霜者零騰文

よみ: 居(ゐ)明(あ)かして、君(きみ)をば待(ま)たむ、ぬばたまの、我(わ)が黒髪(くろかみ)に、霜(しも)は降(ふ)るとも

かな:いあかして きみをばまたむ ぬばたまの わがくろかみに しもはふるとも

意味: 夜が明けるまで起きていて あなたをお待ちいたしましょう たとえ私の黒髪に
    霜が降りて来ようとも

万葉集:2巻89

タグ: 万葉集

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  • ☆トミー

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    2018年12月4日 04:08 ☆トミー (47)

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