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あっさり@長尾中華そば神田店・千代田区小川町

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写真: あっさり@長尾中華そば神田店・千代田区小川町

写真: ホルモンうどん・ピリ辛・2玉@橋野食堂・津山市 写真: 味玉塩生姜らぁめん@生姜は文化。・文京区巣鴨

長尾中華そば神田店
  千代田区神田小川町1-7 神田小川町ハイツ108

 青森市内に複数店舗を展開する津軽ラーメンの超人気店が、突然東京に進出してこのお店をオープンさせたのが今年の7月末。青森の本店に行ったことがあるので久しぶりに食べたいなと思っていたところで、ようやく願いが叶った。ここ10年ほど首都圏でも煮干しラーメンのお店が続々と開店しているが、それらはどちらかと言えばこれでもかというくらい煮干しを使った濃厚系で、中にはスープがセメント色をした超濃厚なタイプもある。津軽ラーメンに代表される東北北部の煮干しラーメンは、元来は焼き干し又は煮干しの出汁に醤油ダレを合わせたあっさり味の清湯が主流を占める。そんな中、鶏ガラと豚骨を使った白湯に煮干しを加え、動物系のコクと煮干し風味のバランスを重視したややこってりなスープを世に出して人気を博したのがこちらである。このお店の一番人気はその「こく煮干し(850円)」だが、今回は津軽ラーメンの原点である標記にすることにした。700円。なお、本店ではあっさりだと太い手打麺から細いちぢれ麺までの4種類から麺を選べるが、神田店は標準の太麺かちぢれ麺の2種類で、ちぢれ麺は券売機に別のボタンが用意されている。
 ビールで喉を潤しているとほどなく配膳された。東京の煮干しラーメンだと細めの麺が多いが、このお店は緩く波打ちエッジがはっきりした文字通りの太麺。かん水を使っていないためうどんのようなツルッ、もっちりとした食感がユニーク。青森では地元の製麺所の麺を使っているが、こちら神田店は三河屋製麺に特注しているそうだ。スープは煮干し出汁に醤油ダレを合わせた清湯で、醤油ダレには旨味を増強させ、動物系のコクを加えるためにチャーシューの煮汁を使っているのではないかと思う。そんな味がする。煮干しの匂いはするが苦味とかエグミは一切なく、わずかな酸味を感じるだけ。油浮きもなくあっさり、すっきりな味わいだ。チャーシューは少し硬めだがハムに似た味わいのモモが2枚。それなりの大きさがありボリューム的にも満足。メンマはジャキジャキとやや強めの食感で、色は濃いが味付け、特有の風味とも薄め。他には薬味の木口切りネギのみとシンプル。
 久しぶりの昔ながらの津軽ラーメンに満足。

・お気に入り度:○

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